不眠症について
カイロプラクティックと睡眠の関係性
眠りのメカニズム
私たちは、毎日ほぼ同じ時刻に眠り、同じ時刻に目が覚めます。
健やかな睡眠を維持するために、自律神経やホルモンが働きます。
この働きこそ自然治癒力であり、疲労回復、体調不良や怪我の回復、骨や筋肉の発達など、私たちにとって大切な働きをしています。
睡眠には大きく2つに分けられており、レム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。
レム睡眠は、眠っている時に、眼球が素早く動く(Rapid Eye Movement)のことからなずけられました。
ノンレム睡眠は、脳波活動が低下をしてとても深い眠りに入ります。
この2つの睡眠を、90分周期で繰り返し朝方になるにつれレム睡眠の時間が増加していきます。
ノンレム睡眠では、昼間に酷使した大脳皮質を集中的に冷却をして休養をとらせます。
レム睡眠では、全身の筋肉が弛緩し、エネルギーを節約して身体を休める睡眠と言えます。
レム睡眠時の脳波活動は活発になり、夢を見たり、血圧や脈拍の変動することから心身ともに覚醒の準備状態とも言えます。
カイロプラクティックと睡眠の関係
日本人の5人に1人が不眠に悩まされていると言われています。
一般的に不眠症は、ストレス、精神的な不安、生活習慣の乱れ、環境の変化などといった外的要因が考えられます。
ですが、外的要因だけに意識を向けても駄目です。
一緒に体の内に意識を向ける事が重要なのです。
脳と神経と体のつながり
脳と神経と体のつながりが正常であれば、生活習慣や環境の変化に瞬時に把握し対応をします。
脳と神経と体のつながりに異常があると、不眠症改善とはなりません。
逆を言えば、不眠症=身体の乱れということになります。
『体内時計』に着目をする
ここで注目をしていただきたいのが『体内時計』です。
体内時計は、体温のリズム、睡眠や目覚めなどの様々な生体リズムを作り出し環境の変化に、
神経が把握し脳が働くからこそ体内時計が働くのです。
人は、太陽光や温度の変化により体内時計が刺激され、交感神経が働き活動モードに入ります。
日が沈むと体内時計が働き、副交感神経が活発になります。
すると睡眠ホルモンが分泌され深い眠りに入ります。
朝起きて、日光を浴びると分泌が止まり、その約14~16時間後に分泌がスタートをするように体内時計がセットされているのです。
不眠症の原因は、このバランスがうまく脳に伝えられていないために起こるのです。
重要なことは、自分の内に意識を向けて神経の流れに着目をすること!
つまり、身体のメンテナンスも必要と言うことが言えるのです。
この機会に、一度カイロプラクティックで健康的な体になるように、予防をしませんか?